京都の神社で大人な結婚式を

大人カップルにふさわしい和装の落ち着いた挙式

京都の神社であげる結婚式が今、人気だそうです。確かに、土日祝日に市内の有名寺社をたずねると、気候のよい時なら必ずといっていいほど挙式に遭遇します。世界遺産の立派なお社で執り行われる厳かな挙式、美しい白無垢姿の花嫁に、きりりと紋付袴を着こなす花婿、とおもわず目を奪われてしまいます。おそらくその挙式を見た観光客が「ぜひあんな結婚式をあげたい!」とまたやってきて、そこで挙式をあげ、それを見た人がまた…という図式なのではないかと思います。
レンタル着物で京都を散策する人が増えているのと同じです。着物姿で町を歩き、楽しそうに写真を撮る他の観光客の様子を見て「次に来たらぜったいあれをやろう!」とその人が着物をきて、またよい広告塔となって次のお客さんを呼んでくる…ということなのでしょう。挙式も、着物も、その姿がステキであればあるほど、宣伝の効果は増します。
昨今は、女性の平均初婚年齢が30歳に届こうかという時代です。新婚といえども、もう立派な大人ですから、大人カップルにふさわしい和装の落ち着いた挙式が選ばれるのも納得できます。また、女性に圧倒的に人気の町といえる京都。縁結びに抹茶スウィーツ、おしゃれな雑貨、と姫方を引き付ける材料がそろっています。女友達との旅行で一度はたずねたことがある方も多いでしょう。結婚式の準備には女性の意見が尊重されることが多いわけで、今後も京都のお社で行われる結婚式は根強く支持されていくものと思われます。
さて、かくいう私も市内のとある神社でおこなわれた挙式に参列したことがあります。観光は春の桜や秋の紅葉が人気ですが、その挙式は5月でした。朱塗りの鳥居に、古びたこげ茶色の拝殿、そして目にしみるほどの新緑は、花嫁をこれでもかと美しく引きたてます。観光客の数もトップシーズンほど多くはなく、若葉に囲まれたみずみずしい境内での挙式は、見ているこちらも爽やかな気分になる清らかさでした。
京都で挙式をあげるなら、個人的には新緑の季節がおすすめです。休みがとりにくい方はゴールデンウィークあたりをねらえますし、近郊で土日に式があげられるなら、5月も下旬あたりが人の多さも落ち着いて良いかもしれません。新緑はどこも美しいのですが、場所は市内中心部から少し離れたところがねらい目ではないでしょうか。上賀茂神社や下鴨神社、貴船神社なんかも素敵です。どこも落ち着いてしっとりとした大人にふさわしい結婚式を叶えてくれる場でしょう。

下京区の寺町通四条を南に入った場所に鎮座する京都大神宮は、明治6年に伊勢神宮が遥拝出来るために設置された教会所で、主祭神として天照皇大神が祀られています。当宮が立地する四条通と寺町通の交差点付近は市内で一番賑やかな繁華街である四条河原町のすぐ近くにあり、境内の裏には高島屋京都店があります。
本殿は公家であった一条家の玄関及び書院を移築した建物で、優美な唐破風を目にすることができます。さらに手水舎(てみずや)の水盤は豊臣秀吉ゆかりの伏見城から寄進されたと伝えられるものです。江戸時代以前の日本には結婚に際して宗教儀式を執り行う習慣が無く、個人の家で披露宴のみが行われていました。明治三十三年に当時の皇太子殿下(後の大正天皇)と九条節子姫(後の貞明皇后)の御成婚に際して、日本で初めて神道形式で結婚の儀式が執り行われました。その後に一般国民の間で結婚の儀式を望む声が高まり、当宮と東京大神宮が協議の上で、現在の神前結婚式の原型となる儀式が考え出されて執り行われました。
現在日本各地で執り行われている神前結婚式の原型は、当宮と東京大神宮によって生み出されたものなのです。一般的に神前結婚式では多額の費用かけて盛大な披露宴を希望するカップルが多いのですが、簡素な挙式を希望する人や日本文化に関心のある外国人に一番のおすすめは京都大神宮です。
当宮では2人だけ、または列席者が10人以下の小規模な形で神前挙式を執り行うことができます。公式サイトにアクセスすると神社での拝礼の基本的なマナーと、当宮で執り行われる神前結婚式の紹介動画を見ることができます。動画には英語のテロップが付けられていて、出演するモデルさんは婚礼衣装ではなくスーツを着ていることから、地味な結婚式を希望するカップルや外国人にもおすすめです。
最近、当宮の巫女さんのキャラクターである「MIKO」が一部の人の間でひそかなブームとなっています。そのため、京都大神宮はマニアの間で「萌え系神社」として知られています。巫女さんのキャラクターが描かれた神社のポスターには、「スマートフォン、携帯、PCの御祈祷をいたします」と書かれており、吹き出し部分には「MIKOの開運スマホケースあります」とあります。電子機器の祈祷を行ってくれる神社は全国的に数が少ないため、祈祷をしてもらうために訪れる観光客もいます。京都大神宮は電気街として有名な寺町らしい神社なのです。

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